若年性更年期障害で多い症状とは【30代女性編】~生理不順、動悸、イライラ、火照る(ほてる)

若年性更年期障害の症状で悩む30代女性

生理不順が長く続いている

若年性更年期障害で生理不順が長く続いている

30代の女性で正常な状態なら生理は月に1回やってくるのが通常で、周期としては25日~35日程度です。生理周期が乱れている状態を生理不順といいますが、特に最近になっておかしくなった人は、若年性更年期障害の可能性もあります。

勿論、生理は女性の人生にとって大切な営みである出産と関係しています。一般的に妊娠適齢期は20~34歳と言われていて、35歳くらいから受精卵になる卵子が極端に減ってくるので、妊娠しにくくなると言われています。

つまり、健やかな妊娠には年齢が最も関係します。30代はお子様づくりにもとっても重要な時期でもありますので、その意味でも生理不順がある方は出来るだけ早めに改善したいものです。

一口に生理不順と言っても症状には、

・生理周期が乱れていていつ始まるか分からない

・生理が遅れている

・生理が来ない

・生理が月に2回もあった

・生理が長引く

・生理が止まらない

・生理の周期が長い

・生理周期が短い

・不正出血

・出血量が多い

・出血量が少ない

・出血している期間が長い

・痛み(生理痛)がひどい

など様々なケースがあります。

生理不順は女性ホルモンの分泌と深く関係しています。若年性更年期障害は、自律神経の乱れによってエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が不安定になることにより発症しますが、生理不順もその代表的な症状の一つです。

自律神経のバランスを整える為には、生活習慣を改善し、自律神経の乱れの原因となっている要因(人間関係や仕事によるストレス、睡眠不足、食生活の乱れ、栄養不足、身体の冷え、過度なダイエット、喫煙、等々 )を取り除く様に心がけることが大切です。

突然の動悸、または少しの動きで息切れが強くする

若年性更年期障害の症状「突然の動悸、または少しの動きで息切れが強くする」

駅の階段を慌てて駆け上がったりすると誰でも胸がドキドキしたり息が苦しくなったりしますが、特に激しい運動をした訳でもないのに急に心臓がドキドキしたり、息が思う様に出来なくなったりすることがあります。動悸や息切れは若年性更年期障害の症状の一つです。

・家で家事をしていたら急に心臓がドキドキしてきた、・座っている時に息が苦しくなってしまう、・激しい動悸で目が覚めてしまう、などのケースです。

動悸や息切れは、心臓の拍数や呼吸などをコントロールする自律神経が乱れることによって起こります。若年性更年期障害は、ストレス等が原因で自律神経に乱れが生じることによって起こりますが、動悸や息切れもその症状の一つです。

動悸や息切れは心配事やストレスがあったり、疲れがたまっていたりすると強くあらわれる傾向がありますから、出来るだけストレスのかからない生活習慣を心がけ、自律神経のバランスを整えるよう留意することが必要です。

(注)動悸や息切れは、高血圧や心臓疾患、狭心症や肥満など重篤な生活習慣病が原因で起こることもあります。重い病気が隠れている場合もあるため、症状がなかなか治まらない場合は、医師の診断受診をお勧めします。

以前に比べて怒りやすくなった。いつもイライラしてしまう

若年性更年期障害で以前に比べて怒りやすくなった

30代になって最近、ささいなことでイライラする、怒りっぽくなった、という方は要注意です。

・特に理由もないのにイライラする、・相手は悪くないと分かっていながら夫、親や子供、友達にあたってしまう、・怒っているうちに怒りが増幅して収まらなくなる、ちょっとのことで感情を抑えられない、等のケースです。

女性にとっての30代は、仕事に子育て、家事など沢山の場面で責任も重くなってきて、ストレスも大きくかかる時期なので仕方がないと諦めている方も多いかと思いますが、ひょっとすると若年性更年期障害の症状かもしれません。

若年性更年期障害は、自律神経の乱れによってエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が不安定になることにより発症しますが、エストロゲンには気持ちを安定させる作用もある為、分泌量が減ると感情のコントロールが難しくなる場合があります。

つまり、怒りやすかったりイライラしてしまうのは、性格や社会的責任が増えたことによるだけではなく、自律神経の乱れが原因となっている可能性もあります。

出来るだけストレスのかからない生活習慣を心がけ、自律神経のバランスを整えるよう心がけることによって、以前のように穏やかで、周りのみんなと和やかに付き合える自分を取り戻すことが可能になります。

なかなか寝付けない、夜中に何度も起きる、眠りが浅く疲れが取れない

なかなか寝付けない、夜中に何度も起きる、眠りが浅く疲れが取れない

最近、仕事や子育てでとっても疲れている筈なのに、なかなか眠りにつけない、夜中に目が覚めてしまう、ぐっすりと眠れずすっきりとした朝を迎えられない、という方は、若年性更年期障害の可能性もあります。

若年性更年期障害は、ストレス等によって自律神経に乱れが生じることによって起こります。自律神経には、昼間に活発に活動する交感神経と夜間に活発に活動する副交感神経があり、この二つのバランスが乱れることによって体の色んな部分に不調が現れます。

通常、起きているときは交感神経が活発であり、眠っているときは副交感神経が優位になります。逆にいえば、この交感神経と副交感神経のバランスが整っていれば、安定した健やかな睡眠を得られ、このバランスが乱れることによって眠りの質が悪化します。

睡眠をしっかり取ることによって副交感神経が周期的に優位になり自律神経のバランスが整いますから、良い睡眠を心がけることはとっても重要になります。

夜に副交感神経を優位にして良い眠りにつく為には、昼間の適度な運動や、よく笑うこと、定期的に海や山など自然の中に身をおくこと、健全な食生活のほか、寝る前のウォーミングアップとして、鳩尾までぬるま湯に浸かる半身浴、リラックスできる香を嗅ぐアロマテラピー、音楽で心を落ち着かせるミュージックセラピーなどがあります。

また、表裏一体の関係になりますが、健やかで心地よい睡眠を得る為には、自律神経を整えることが大切になります。

顔が火照る(ほてる)、頬が赤くなる

若年性更年期障害で顔が火照る(ほてる)、頬が赤くなる

最近、特に原因がないのに突然、顔が火照ったり、急に汗が吹き出したりすることがあるという方は、若年性更年期障害の可能性もあります。

・急に熱くなってじわじわと汗が出る

・上半身がひどく熱い

・体の中がカーッと熱を持つ感じになる

・熱はないのに熱っぽい

・顔が真っ赤になる

・異常な発汗

・頻拍

・寝汗

・ほてりが治まった後の冷えの感覚、指のうずき

等の症状です。

ほてりは通常1回あたり30秒~10分程度続きます。頻度は個人によって異なりますが、1週間に2~3回の軽い症状の人から、数時間・数分ごとに発症するという人まで様々です。

火照り(ほてり)は、エストロゲンの分泌量が急激にアップダウンするために自律神経がその影響を受けて、血管の拡張や収縮のコントロールがうまくいかなくなるために起こります。

症状は昼夜を問わず起こり予測ができないことから、人に会うのがおっくうになったり、社会生活にも支障を来す場合もあります。自律神経を整えることによって改善が期待出来ます。

また、これら以外にも若年性更年期障害の症状としては、めまい、頭痛、うつ、吐き気、胃痛、腰痛、倦怠感、冷え症、抜け毛、肌荒れ、口渇、頻尿、食欲減退、対人不安、集中できない、物忘れ、等々があります。

若年性更年期障害は、自律神経の乱れが原因で起こる症状なので、自律神経を整えることによって改善する可能性があります。