男性更年期障害で多い症状とは【20~50代】~イライラ、うつ、無気力、性欲低下、汗、不眠

更年期の症状に悩む50代の男性

最近ひどくイライラする様になった

最近、ささいな事でイライラしたり、腹が立ったりする、怒りっぽくなったという方は、男性更年期の可能性もありますから注意が必要です。

・ささいなことで周囲にあたってしまう、何となく不愉快なことが増えた、自分では気づかないが妻や家族に「最近、怒りっぽくなった」と言われる、腹が立ったり落ち込んだり不安になったりと情緒不安定だと感じる、・思わず声を荒げてしまうことが増えた、等は男性更年期障害の症状の可能性もあります。

男性更年期障害は、テストステロンという男性ホルモンの減少によって起こります。テストステロンは20代をピークに40歳を過ぎると徐々に低下していきますが、ストレス等による自律神経の乱れが原因となってテストステロンが大幅に減少すれば、様々な症状となって現れます。

テストステロンには、抗うつ剤と同じ様に「一酸化窒素(NO)」を作り出す効果や、ストレス軽減効果があるため、減少することによってイライラが多くなります。

つまり、怒りっぽくなったりイライラの原因は、自身の人間性や性格の問題ではなく、テストステロン減少による自律神経の乱れが原因かも知れません。イライラして人間関係がギクシャクすれば、仕事にも家庭生活にも決して良くありません。

出来るだけストレスを軽減する工夫をして自律神経のバランスを整えるよう心がけることによって、充実した仕事ができる様になり、また家庭生活も円満で幸せになります。

集中力が低下して うつっぽい、無気力

更年期の症状「集中力が低下して うつっぽい、無気力」

最近、何となくうつっぽい、気怠い、集中力がなくなった、無気力になった、という方は、男性更年期障害の可能性もあります。

・最近まったくやる気がしない、気分が落ち込む、理由もなく悲しい気持ちになる、憂鬱だ、何の希望もない、集中力が低下して仕事の能率が落ちた、些細な決断が出来ない、注意力が散漫になって人の言うことが理解できない、今まで好きだったことや趣味もやる気がしなくなった、友人や家族と話すのも面倒だ、身だしなみやオシャレに興味が無くなった、不安や焦燥感がある、毎日に張りが感じられない、等々は男性更年期の症状かもしれません。

ひと昔前ならこういうケースは、「気合が足りない」「甘えるな」「責任をもってやれ」等の言葉で片づけられたものですが、人の気持ちは、単に気合、その人のスタンスややる気だけの問題ではなく、様々なホルモンやそのバランス等が大きく影響していることが分かってきています。

男性更年期障害はテストステロンという男性ホルモンが不足することによって起こりますが、テストステロンには、抗うつ剤と同じ様に「一酸化窒素(NO)」を作り出す効果やストレス軽減効果がありますから、不足すると、うつっぽい症状となって現れます。

テストステロンの減少は、ストレス等による自律神経の乱れが原因となって生じますから、日ごろの生活からの注意が必要です。

まだまだ若いのに性欲が衰えてきている

男性更年期の症状に悩む男女

最近、以前ほど女性に興味がなくなった、朝立ちの回数が減ったかな?、と気になっている方は、男性更年期障害の可能性もあります。

・性欲や性的衝動が減少した、・セックスの喜びが低下している、・勃起をしている時間が短くなった、・性交中、最後まで勃起を維持出来ない、・自分はED(勃起不全)ではないかと心配になる、・朝立ちの回数が減った、仕事が忙しすぎて性欲どころではない、・ストレスが多くて女性に興味が向かない、等々は男性更年期障害の症状かも知れません。

実は日本では今、40歳代の2割、50歳代の4割、60歳代の8割が満足な勃起ができないと推測されているのですが、男性ホルモンの減少が一因として考えられます。男性ホルモンには、神経や血管に作用して勃起を促すという大切な働きがあり、また女性を惹きつけるフェロモンを発生させる働きもありますから、男性ホルモンが減少すると、性欲が減退し、またED(勃起不全)にもなってしまいます。

男性更年期障害は、テストステロンという男性ホルモンが不足することによって発症しますが、性欲低下もその症状の一つです。

更に、テストステロンが低下すると一酸化窒素(NO)が生産されにくくなり、血流が悪くなるとされています。ED(勃起不全)的な症状は血流悪化と関係します。動脈の直径が細い陰茎の血管が老化している人は、身体全体も同じ状況だと推測されますから注意が必要です。

テストステロンの減少は、ストレス等による自律神経の乱れが原因となって生じますから、日ごろの生活からの注意が必要です。

ED(勃起不全)を放置しておくと、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などを発症するリスクが高まると言われています。 「夜間勃起」(いわゆる「朝立ち」)が2週間に1度もないという場合、EDの可能性も考慮して医療機関を受診するのが良いようです。

最近、運動もしないのに汗をかくようになった

汗っかきは更年期の可能性も

以前はそうでもなかったのに最近やたらと汗が出る、という方は、男性更年期障害の症状の現れかも知れません。

・暑くもないのにやたらと汗が出る、少し歩いただけなのに立ち止まると汗が止まらない、・寒い場所から暖かい場所に移動するとすぐに大量の汗が出る、・会社での会議中に突然、顔から汗が吹き出して困った、パジャマがビショビショに濡れるほど寝汗をかく、身体が熱くなり頭がぼーっとしてしまう、等は男性更年期障害の症状かもしれません。

異常発汗の症状は、汗腺の調節機能が弱くなって乱れることによって起こりますが、発汗は、体温調節や血液の循環などと同じく、自分の意思によらずに自然に働く自律神経のコントロールによって機能しています。

男性更年期障害は、テストステロンという男性ホルモンの減少が原因となって発症しますが、自律神経の乱れとテストステロンの減少には強い関連性があります。

日頃からストレス等を減らす心がけをして、自律神経のバランスを整えるように留意することが必要です。

夜、眠れない

更年期の症状のひとつ夜、眠れない

最近なかなか眠りにつけない、夜中に目が覚めてしまう、ぐっすりと眠れずすっきりとした朝を迎えられない、という方は、注意が必要です。

男性更年期障害は、多くの場合、不眠症を併発します。不眠症の種類には、寝付きの悪い「入眠障害」、睡眠中にすぐ目覚めてしまう「中途覚醒」、「まだ眠いのに朝早く目が覚めてしまう「早期覚醒」などがありますが、不眠になれば疲れがとれず、気分的にも優れず、血圧が上昇したり記憶や学習、やる気に悪影響を及ぼしたりもします。

快適な睡眠は、自律神経(交感神経と副交感神経)が正常に働くことによって得られます。

通常、起きているときは交感神経が活発であり、眠っているときは副交感神経が優位になります。逆にいえば、この交感神経と副交感神経のバランスが整っていれば、安定した健やかな睡眠を得られ、このバランスが乱れることによって眠りの質が悪化します。

男性更年期障害は、テストステロンという男性ホルモンの減少が原因となって発症しますが、テストステロンは睡眠中に産生されるので、健常な睡眠がとれない状態ではテストステロンが益々減少し、男性更年期の症状は更に悪化してしまいます。

表裏一体の関係になりますが、健やかで心地よい睡眠を得る為には、自律神経を整えることが大切になります。