スキンタッグを自分で治す方法
スキンタッグは、自分で治療することも可能です。
スキンタッグは、肌の新陳代謝機能低下によって発症する老人性イボの一種ですが、ハトムギエキスが含まれたジェルは、患部に直接塗ることが出来るのでオススメです。ハトムギには肌の代謝機能を促進する効果があり、昔からイボ取り治療に利用されてきました。
加えて、一般に市販されているヨクイニン錠剤(ハトムギの種子/ 注)を併用することによって、より高い効果が期待されます。
(注)ヨクイニンはハトムギの種子です。ハトムギ・ヨクイニン共に、肌の代謝機能を促進する効果があり、イボの治療に有効とされています。ヨクイニン錠剤の市販薬としては、①ヨクイニン錠(日邦薬品工業/第三種医薬品)、②ヨクイニンs「コタロー」(小太郎漢方製薬/第三種医薬品)、③クラシエヨクイニンタブレット(クラシエ薬品/第三種医薬品)等があります。
ハトムギエキス含有ジェルの口コミ
(A)さん
正直半信半疑でしたが安いから試しにと使い始めたのですが1ヶ月で最初の一つがホントにポロッととれました。・・・今まで恥ずかしくてマフラーやスカーフで隠していたのですが、使い続けたらそんな必要もなくなりそうです。
(B)さん
1ヶ月2ヶ月過ぎたところでブツブツと触れてたイボが「あれ?小ちゃくなってる?」。気のせいかもしれないと一度は否定したものの、3ヶ月過ぎた辺りから手でイボを探し難くなる程小さくなってビックリ!
(C)さん
使ってまだ1週間ですが、1番小さいイボは3個ぐらいなくなりました。朝とお風呂の時に使ってますが、効果はあります。
(注)(A)~(C)の口コミはすべて化粧品評価サイト:@COSME より
ハトムギエキス含有のジェルを使用した方々からのアンケートによると、効果を実感する迄の期間としては4人のうち3人が3カ月目、1~2ヶ月で効果があったという方は4人のうち1人だったということです。つまり、効果があらわれる迄に3か月程度は必要ということですね。
スキンタッグが出来る3つの理由
肌のターンオーバー機能低下(老化)
肌のターンオーバー機能とは、表皮の最下(基底層)で作られた細胞が、夫々の層(有棘層⇒顆粒層⇒角質層)での役割を果たしつつ徐々に表面に押し上げられながら角質化し、最後は垢となって剥がれ落ちるという、肌が常に新しく生まれ変わっていく仕組みのことです。この機能は、加齢による代謝の低下、紫外線による刺激に加えて、低湿度、冷えやストレス等によっても低下します。
ターンオーバー機能が低下すると、垢となって剥がれ落ちるべき角質が肌に残って固まって、大きくなってスキンタッグ等の老人性イボとなります。ターンオーバーのサイクルは、一般的には若い人で30日程度、新陳代謝が低下する30代以降になると45日程度はかかると言われています。
紫外線
皮膚が紫外線を受けると、有害な紫外線が真皮にまで悪影響(DNA破壊や皮膚がん)を与えない様に表皮がメラニン色素を生成します。このメラニン色素は通常は肌のターンオーバーによって排出されるのですが、紫外線を浴びすぎて過剰に生成されると、シミや色素沈着、または老人性イボの原因となります。
皮膚への刺激・摩擦
肌はとってもデリケートな為、アクセサリーや肌着等の刺激や摩擦といったダメージによって角質が出来て、ターンオーバー機能が低下していると排出されずにスキンタッグ等の老人性イボとなります。
つまり、スキンタッグは肌の老廃物が上手く排出されずに固まることによって出来るのですが、肌のターンオーバー機能を正常化・活性化させることによって改善・予防することが可能になります。
ハトムギ・ヨクイニンの効能
ハトムギの種子=ヨクイニンのよく言われる効能としては、肌の代謝機能(ターンオーバー機能)を促進、血流をよくする、身体に溜まった毒を排出する、皮膚を柔らかくする、肌の保湿 等があります。
その結果として、ニキビ・アトピー性皮膚炎・シミやそばかす・角質の蓄積によるイボ(スキンタッグ等の老人性イボ)・水イボ等(ウイルス性イボ)・一般的な肌のトラブル 等に効果があるとされています。
加えてヨクイニンは、・子宮頸がんの原因となる「ヒトパピローマウイルス」から身体を守る、・免疫力の向上、・利尿作用 等の効果もあるそうです。
また、ハトムギには、鉄分やカルシウム、たんぱく質やビタミンB群などの栄養素が豊富に含まれているので、一般的な健康食品としても需要があります。ハトムギは重要な漢方薬としても知られていて、紀元前1世紀頃の中国の医学書にも記載があります。
オススメのハトムギエキス含有ジェル
評判の良いジェルとして「艶つや習慣プラス」や「クリアポロン」があります。両方とも、ハトムギエキスに加えて杏子エキス(肌の代謝機能を正常化すると言われる)が含まれています。
ただ、「艶つや習慣プラス」は定価(税込み)が4,104円(内容量:120g/1か月分)に対し、「クリアポロン」は7,344円(60g/1か月分)と、価格には差があります。以下にて、内容成分、価格等を比較してみたいと思います。
艶つや習慣プラス | クリアポロン | |
---|---|---|
定価(税込み) | 4,104円 | 7,344円 |
送料(税込み) | 630円 | 702円 |
初回購入金額(定期購入) | 2,052円 | 1,944円 |
送料 | 無料 | 無料 |
定期購入2回目~(税込み) | 3,283円 | 5,875円 |
送料 | 無料 | 無料 |
定期購入シバリ | なし | 3回まで解約不可 |
主な有効成分 | ハトムギエキス、杏子エキス | Wヨクイニン、杏子エキス、ダーマヴェール |
美容成分 | 別表 | 別表 |
容量 | 120g | 60g |
何日分? | 1か月分 | 1か月分 |
販売実績 | シリーズ累計50万個突破 | シリーズ累計10万個突破 |
販売会社 | AQUA BEAUTY | MENINA JOUE |
効果 | 艶つや習慣プラス | クリアポロン |
---|---|---|
ざらつき | ハトムギエキス、杏子エキス | Wヨクイニン、杏子エキス、ダーマヴェール |
透明感 | プラセンタエキス | ビタミンC誘導体、プラセンタエキス、アライトイン |
うるおい | コラーゲン、ヒアルロン酸 | コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド、スクワラン、トレハロース |
年齢肌 | アスタキサンチン | オリゴペプチド、リンゴ果実培養細胞エキス、プロテオグリカン |
植物由来 | アロエベラ | アルテア根エキス、カミツレ花エキス、トウキンセンカ花エキス、アロエエキス、キュウリ果実エキス |
毎月の定期購入で申し込んだ場合、初回は両方ともほぼ2,000円ですが、2回目以降は「艶つや習慣プラス」:3,283円、「クリアポロン」:5,875円と約8割ほど「クリアポロン」の方が高額になります。容量は「艶つや習慣プラス」:120gに対し、「クリアポロン」:60gですが、両方とも1か月分です。
表を見ていただいても分かる通り、この価格の違いは美容成分にある様です。「艶つや習慣プラス」よりも「クリアポロン」の方が、沢山の種類の美容成分が含まれています。
こちらのジェル、二つともオールインワンタイプということで、日々のスキンケアがこれ一つでOK!ということになっていて、美容成分の部分で言うと「艶つや習慣プラス」よりも「クリアポロン」の方がより充実した内容成分が含まれていて、その分だけ価格も高いということですね。
出来るだけコストをおさたいという方は「艶つや習慣プラス」、スキンケアも充実させたいという方は「クリアポロン」を試してみられては如何でしょうか。
また、定期購入を申込む場合「クリアポロン」は3回までの購入が必要であるのに対して 「艶つや習慣プラス」は初回のみでの解約がOKなので、出費を出来るだけ抑えたいという方は「艶つや習慣プラス」がオススメかも知れません。
皮膚科での治療法
スキンタッグを皮膚科で治療する場合は、主に3つの治療方法があります。
液体窒素による冷凍療法
マイナス200℃の液体窒素を使って、凍らせて細胞を破壊します。綿棒の様な綿球を使う方法、特殊なピンセットを使う方法、スプレー方式 等があります。比較的手軽で一般的な治療法で保険の適用もありますが、痛みを伴う場合もあります。また、治療完了までに数回の通院が必要、期間も2週間~1か月程度はかかるとされています。加えて、再発のリスクもあります。
炭酸ガスレーザー治療
レーザーで細胞を直接焼き尽くす治療法。何度も通院する時間的余裕がない方にお勧めの治療法で、約70%が一度の治療で治るとされていて、再発しにくいとも言われていますが、保険の適用はありません。
ハサミで切除
ピンセットやハサミ等を使ってイボを除去するという一番原始的で簡単な方法です。ちょっと怖い気もしますが、イボ自体は角質の突起なので意外と少ない痛みで除去が可能で、跡も残りにくいとされています。スキンタッグの様な突起型のイボには適している治療法です。
皮膚科での治療は皮膚に直接的に対処しますので、スキンタッグ等が目立って気になって、今すぐに治療したいという方は、皮膚科での治療をお勧めします。
再発防止の為にセルフケアが大切
ただ、今あるスキンタッグを治療したとしても、肌の代謝機能が正常に生き生きと働いていないと再発のリスクがありますから、日頃から、肌の代謝機能を活性化、若返らせる生活習慣を取り入れる必要があります。
睡眠
肌にとって睡眠はとっても重要です。特に夜23時~夜中の2時までが、肌の代謝が最も活発になる時間帯だと言われています。この時間帯にぐっすりと心地よく眠ることによって肌の代謝機能も促進されて、日々、美しくて生き生きとした肌に生まれ変わります。
適度な運動や入浴
身体全体の代謝機能と肌の代謝機能には関連性があります。毎日のウォーキングや適度な運動等、日頃から身体全体の代謝を高める心がけは、肌の代謝の向上にも繋がります。汗をかくことも、皮膚機能の活性化につながります。
また、お風呂に入ることによって、身体が温まって血流もよくなり、身体と皮膚の代謝の促進につながります。身体が冷えると血流が悪化して代謝機能が低下しますから、日頃からの適度な運動や入浴は大切です。
スキンケア(特に保湿)
肌の代謝機能を正常に生き生きと保つためには、肌のバリア機能を低下させないことも大切です。肌のバリア機能が低下すると角質細胞が上手く入れ替わらずにスキンタッグ等の原因となるのですが、肌のバリア機能を低下させる一番大きな要因は乾燥です。
肌は加齢によって乾燥しやすくなります。肌に含まれるコラーゲンやセラミド等の保湿成分が減少すると同時に、肌の水分量も減っていき、乾燥しやすくなります。
ですから、乾燥⇒バリア機能低下⇒スキンタッグ等 というサイクルにならない為に、保湿力を保つことが出来るスキンケアが日常からとっても大切になります。保湿成分であるコラーゲンやセラミドは加齢と共に減少していきますから、潤いがあって健康的で美しい肌を維持する為には、それらを補充するスキンケアが大切です。
「艶つや習慣プラス」や「クリアポロン」は、肌の代謝機能を促進するハトムギエキスに加えて、肌の保湿力を高めるコラーゲン等も含まれているオールインワン型のスキンケア商品です。スキンタッグ等の再発防止の為に、日頃のスキンケアにこちらを使われることはとっても有効だと思います。
また、過度な洗顔やクレンジング、ピーリング等は、大切な角質層を傷つけて肌のバリア機能を低下させますから注意が必要です。
イボコロリは有効か?
イボコロリ(横山製薬)は、スキンタッグには使えません。
というのも、横山製薬による使用上の注意等の中に「(スキンタッグ等の)老人性イボには使用しないでください」とハッキリ明記されています。「顔面、目の周囲や唇、粘膜などに使用しないでください」との記載もあります。
また、効能・効果の部分には「魚の目」「タコ」と記載されています。つまり、イボコロリは、イボに効く薬ではなく足等の皮膚が硬くなっている状態の「魚の目」や「たこ」に有効な市販薬だったんですね。
イボコロリは、サリチル酸という物質の角質軟化溶解作用を利用した医薬品(角質剥離剤)で、固まった皮膚を柔らかくすることがメインの目的です。名前が紛らわしいですが、イボコロリはスキンタッグ等の老人性イボには使えません。